イチエフ爆発で通れんかった国道6号線開通 大丈夫かいな?
まいど、いまにしです。
9月15日から、イチエフの事故で3年以上、ずっと通れんかった国道6号線が全面開通。
誰でも通過できるようになった。
イチエフ事故当時は警戒区域、今は帰還困難区域と呼ばれる放射線量がめちゃ高いところ。
ワシは開通直前に、国道6号線を南から北へ通過してきた。
最初、帰宅困難区域では、一番南の富岡町の検問ゲートで空間線量を計測すると、0.3〜0.4マイクロシーベルト前後だった。
許容される、年間1ミリシーベルトとすると、はるかに上回る。
そこから、イチエフの立地する、大熊町に行くと、急に空間線量がUPする。この付近で一番、空間線量が高いとされている、大熊町の夫沢付近になると、急激に線量があがってゆく。
15、16、ついには20マイクロシーベルトを超える。
大熊町から双葉町へと進む。空間線量は徐々に落ちてゆくが、場所によっては8〜10マイクロシーベルトを計測すろところもあった。
富岡町で事業を営んでいた人によると
「先日、除染してもらった。80マイクロシーベルトくらいあったのがやっと落ちても、20〜30マイクロシーベルト。完全にホットスポット。とても住めない。この付近に、ホットスポットはあちこちにある。ウラン、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムなど何があるかわからない怖さもある」
と開通に不安を漏らす。
となれば、通過した車が遠方にまで放射性物質を付着させて汚染を拡大させてしまうこともあり得る。
また、内部被ばくも考えられる。
それゆえ、通れるんは自動車だけ。
バイク、徒歩、チャリンコとかはアカンとなってるんや。
イチエフのえらい人によれば
「明らかに、交通量が増えた。朝夕は作業の車で混雑する。行き来が自由になれば、作業に支障をきたすかも」
こんなんで、ほんまにええんかと思う、ランチタイムやわ。
(今西憲之/文と写真)<t>