竹中平蔵の側近、岸博幸氏がアベノミクスを痛烈に批判
小泉政権時代に竹中平蔵氏の側近として構造改革を推し進めた元経産省官僚の岸博幸氏が16日、インターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に出演し、安倍第2次改造内閣による改革の見通しを語った。
岸氏は、アベノミクス3本目の矢である成長戦略について、「中身がたいしたこと無いうえ、今度の内閣では実行に期待できる人が少ない」と述べ、この内閣での改革の実効性に疑問があるとコメント。
改革については、利害関係者を排除するため、小泉政権時代には経済財政諮問会議などの有識者会議で進めることが多かったのに対し、「現在の民間委員は役人のいうことを聞く人ばかりなので改革を進めるのは絶対無理だ」と述べ、さらに自民党政調会長代理に大臣時代に改革を止めていた田村前厚生労働大臣が就任したことから、「党でもストップがかかってしまうだろう」と改革の実行は難しいとの見解を示した。
(DAILY NOBORDER編集部)
画像:ニューズ・オプエドより