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朝日新聞誤報に対して本質の議論を 映画監督・船橋淳氏

 9月11日、朝日新聞の誤報に対して映画監督の船橋淳氏が自身の考えをFece bookで述べた。

 

 船橋氏は「従軍慰安婦の件といい、吉田調書といい、朝日はけしからん!と、ここぞとばかりに朝日新聞を叩いたれ、という風には乗りたくない。」とし、まずは事実を検証し、さらに問題の本質まで議論を広げる必要があるとして以下を挙げている。

 

・従軍慰安婦関連の証言で、裏付けのないもの(=でっちあげ)を報じた問題

・「福島第一原発から職員の9割が所長命令に反して撤退した」と報じた問題

 

 真偽を問うのは当然としながらもさらに、

 

・従軍慰安婦は存在し、政府により売春を強要された女性たちがいたのか

・なぜ福島原発事故の時、各所でコミュニケーションミスが連鎖し、現場と東電本店、政府が混乱したのか。なぜ避難が遅れ、多くの人々が被ばくしたのか。

 

 と、疑問点を述べた。大切なことは本質の議論へ導くことであり、メディアに対して事実関係を明らかにするよう求めることも必要であるとした。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:Atsushi FUNAHASHI(@cowtown11211)Twitterより