ラスカー賞に京大・森教授
アメリカの医学賞で最も権威のある、ラスカー賞の基礎医学部門で、京都大学・森和俊教授が選出された。
これはラスカー財団が8日発表したもので、森教授は細胞内の「小胞体」という器官におけるタンパク質の異常を解消する仕組みを解明した研究に対し、カリフォルニア大学のウォルター教授と共同での受賞となった。
ラスカー賞は、ノーベル賞への登竜門といわれ、過去の受賞者のうち86人がノーベル賞を受賞しており、日本人ではノーベル賞を受賞している利根川進氏や山中伸弥氏らに続き、7人目の受賞。
森教授は、「25年前に始めた地道な基礎研究に対して、米国医学界最高の賞が与えられたことをとても嬉しく、また誇りに思っています。」と喜びのコメントを発表している。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:京都大学大学院理学研究科生物科学専攻生物物理学教室森研究室HPより