グリーンピースがマグロ絶滅を警告
グリーンピースなど国際環境NGOの3団体は29日、共同で外国特派員協会で会見を行った。
これは9月1日から福岡市で開催される「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第10回北小委員会」を前に、太平洋クロマグロの危機的な状況を伝えるとともに、持続可能な資源管理の強化を訴えたもの。
太平洋クロマグロは、巻き網漁による未成魚や産卵親魚の乱獲により、資源量が激減し、このままでは絶滅の危機にあるとして、漁獲量を大幅に制限するなどとした抜本的な資源管理が必要だと提言した。
また、グリーンピース・ジャパンは、そのような乱獲を引き起こしているのは、本来は高級食材である本マグロを安価で大量に調達しようとするスーパーマーケットが需要を作り出していることにあると指摘し、今後も大手スーパーに対し、海洋資源の保全に向けて積極的な取り組みを強化していくよう促していくとしている。
(DAILY NOBORDER編集部)
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