広島の土砂災害 被災したのに被災者のために 原発事故、加害者が被害者よりえらそうにする現実
まいど、いまにしです。
広島の土砂災害から10日ほどが経過しました。
今日(8/30)の被災現場は、土曜日ということもあり、朝から多くのボランティアが訪れ、あちこちで作業をしていました。
先週と比較すると、道路が整備され、重機が入りとかなり復旧がスピードアップ。
しかし、まだ行方不明の方もおり、懸命の捜索作業が続いています。
自衛隊、消防、警察、ボランティアの方々には、頭が下がります。
そんな中、被災現場にほど近いところで見た、クリーニング店の看板。
<当店では、土砂等で被災した衣類や寝具等を無料でクリーニングさせて頂きますので、どうぞご遠慮なくお持ちください>
と書かれていた。
受付の横には、大きく、
<被災された皆様のクリーニング受付所>と誰でもわかるようになっていた。
店の方にうかがうと
「うちの工場も被災して、何日も休業しました。けど、被災者の方々の力になりたいと、25日からはじめました。着る服がないので、助かりますと言っていただく被災者もいます。よかったなと思います」
と話していた。
300件以上の依頼がすでに来ているという。
同じ被災者なのに、助け合あってという思いが伝わる心暖かなサービス。
2011年3月のイチエフの原発事故。
自分で作った原発が爆発。
それまで、イチエフでぼろ儲けのTEPCO。
けど、収束は税金でやって。
住民が住めなくなっても、補償は渋々、書類は自分で書け。
事故で自殺? そんなん知らん。
まき散らした、放射能? うちのものでない、無主物。
放射性物質のガレキは、税金使って中間処分、最終処分してください。
汚染水が増えたから、当然、海に放出します。
けどTEPCOは、ボーナスはもちろんもらいまっせ、給料もアップします。
加害者のTEPCOがえらそうにして、被害者が泣き見る原発事故。
いかにTEPCOがひどいか、広島の被災現場で改めて痛感した。
(今西憲之/文と写真)<t>