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サッカー日本代表元監督の岡田武史氏、集団的自衛権行使容認の閣議決定を危惧

 8月17日付け西日本新聞朝刊で、サッカー日本代表元監督の岡田武史氏が、集団的自衛権の行使容認の閣議決定がなされたことについての見解を述べた記事が掲載された。

 

 これによると、岡田氏は「集団的自衛権を憲法解釈で対応するのは無理がある。これでは立憲国家ではなくなる」「閣議決定をブラジル滞在中に知り驚いたが、帰国して何事もなかったかのような空気にまた驚いた」と述べ、集団的自衛権についてしっかりとした議論もなく行使容認が決まったことに危機感を滲ませている。

 

 また、それを許容してしまっている国民に対しても「民主主義では、国民一人一人が責任を分担する、ということを忘れている」としたうえで、「今、国民一人一人が『メディアリテラシー』を身に付ける必要があるのではないか」と話し、思考停止に陥っている国民に対し、問題提起している。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Tsutomu Takasu (World Cup Qualifiers) [CC-BY-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons