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甲状腺がん子どもだけで57人に【福島県】

 福島県は24日、甲状腺検査の結果を発表した。

 これは、チェルノブイリ原発事故後に明らかになった健康被害として、放射性ヨウ素の内部被曝による甲状腺がんが多くの子どもに見られたことから、福島県が東京電力福島第一原発事故を踏まえて甲状腺の状態を把握するために実施したもの。

 

 事故当時18歳未満だった福島県民を対象に行った今回の検査は、対象者のおよそ8割となるおよそ30万人が受診し、104人が「悪性ないし悪性の疑い」と診断され、そのうち57人が甲状腺がんと確定診断されている。

 

「悪性ないし悪性の疑い」とされた104人の震災当時の平均年齢は14.8歳で、性別は男性が36人に対し、女性は68人となっている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

※写真はイメージです