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法廷で傍聴人は聞こえんでもかまへんって判決した「極悪裁判官」

まいど、いまにしです。

 

先輩ジャーナリスト、江川紹子さんが、世にも奇妙な「判決」というタイトルで、こないなとんでもない、判決がありましたと、書いている。

http://www.sakurafinancialnews.com/news/9999/20140811_1

弁護士が、刑事事件の法廷を傍聴して聞こえなかった。

 

昼休みに、聞こえないと裁判所に言って、対応を求めたがそれでもアカン。

そこで、国を相手に訴えを起こしたというもの。

だいたい、裁判は公開が原則。

聞こえんって、そんなもん、おかしいがな。

聞こえて、当たり前。

こんなことが、裁判になることのほうが、おかしいがな。

驚いたのは、訴えを起こした弁護士さん、一審で敗訴。

控訴審を争っているという。

 

そして、控訴審でも負けてしもうたという。

さらに、驚いたのが、東京高裁で判決を出したのが、園尾隆司っていうとんでもない裁判長やった。

園尾隆司ってのは、昔、宇都宮地裁の所長やっとった。

2007年2月21日、整理回収機構という極悪会社から借金の返済をなかば、強要されていた温泉旅館の破産に関する法廷があった。

 

一般的には法廷では裁判官が合議なら3人。それが、この裁判では4人も裁判官がいた。通常の3人に加えて、所長やった園尾ってのが、書記官の補助者というわけわからん理由で加わり、債務者に質問までしていた。

「最初はだれかわからんかった。何度か裁判所に通ううちに、園尾とよく似たやつをみたなと思った。まさか、4人も裁判官がいるとはびっくりだった。えらそうに、質問するし、てっきり正規の裁判官だと思っていた」

と債務者はワシにいうとった。

 

裁判所法で裁判官は、3人ってきまっとる。
それが、4人目として登場。関係ないのに、質問までするわ、債務者を詰めるわむちゃむちゃや。

完全に違法やがな。法律知らんのか?

 

園尾ってのは、後に

「興味があった」

「裁判長の許可は得ている」

というとった。

 

裁判長、上司である所長の言うことに歯向かえんよ。

興味があったら、関係ない裁判でも法廷に出れるなんて、法律、どこもあらへん。

 

今回の高裁判決。江川さんの記事では、

<高裁判決は、裁判公開の原則で保障しているのは、「裁判の公正さ」であって、「傍聴人に対して証言内容をつぶさに知る権利を付与したものではない」として、塚田弁護士らの請求を退けた。実際には「つぶさに知る」どころか、「ほとんど知ることができない」状態だったのに、それも無視された>

と書かれている。

 

さっきもいうたが、裁判所、法廷は公開の原則。これ、世界中で当たり前のこと。

「裁判の公正さ」を保障してるって、ほんまかいな。裁判所がいかに不公正かたいていの国民はわかってる。この判決でも明らか。

園尾っての、裁判は3人でやるもんやってことすら、知らん。

 

おまえみたいなもんが、判決出すなよって、つっこみたくなるんはワシだけやないはず。

 

(今西憲之)<t>

PHOTO by Tetsu2266 (Shot by Tetsu2266) [Public domain], via Wikimedia Commons(写真イメージ)