スカイマークの失速で「航空界再編」の兆候
A380の購入断念でスカイマークがエアバス社から700億円の違約金賠償を求められていますが、とてもそんな金を払える余裕はないというのが、航空界のもっぱらの見方です。
となると、経営破たん、JAL、ANAのどちらかが経営を引き継がなければならないという話になります。
が、羽田の発着枠をもつスカイマークはむしろ垂涎の的。2020年の東京五輪に向けて両社の分捕り合戦が始まるかもしれません。
JALにしてみたら、羽田の拡張枠の分捕り合戦でANAに完敗し、このあいだの政府専用機の受注でもANAにもっていかれました。政府専用機についてはこれまでずっとJALが整備、管理を任されてきただけにやはりショックでしょう。
で、次はスカイマークを舞台にしのぎを削る?
(森功)
写真:DAILY NOBORDER編集部