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核燃料はほぼ落下していた。【福島第一原発3号機】

 東京電力は、福島第一原発の事故でメルトダウンした3号機について、これまでの推定より5時間早い2011年3月13日午前5時半ごろから核燃料が溶け始め、翌日の午前7時頃には原子炉の底を突き破り、大部分が格納容器に落下していたことがわかったと公表した。

 

 これまでは格納容器に落下した核燃料は一部であると見られていたが、今回新たな解析結果により、廃炉に向けた核燃料の取り出しは一層困難になる可能性が出てきた。

 

 また、2号機においては、消防車を使った注水により、原子炉内で燃料と水が反応し、大量の水素と熱が発生したことで、メルトダウンに拍車をかけていたこともわかった。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Digital Globe [CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons