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朝日新聞 慰安婦問題で訂正記事

 朝日新聞は5日及び6日付けの朝刊で、従軍慰安婦問題についての報道において、裏付け取材が十分でなく、事実関係に誤りがあったとして、連日見開き2ページを使って検証し、一部誤りを認めた。

 

 特に注目すべきは、朝日新聞が従軍慰安婦問題の根拠として大々的に報じた吉田清治氏の証言については虚偽だと判断し、記事を取り消すとした点。

 

 このいわゆる吉田証言は、吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したという証言を根拠に、朝日新聞が少なくとも16回記事を書き、これが事実として出回ったことを発端に、火種となり国際問題へと発展した。

 

 日本の大手メディアがこのように自社の報道を大々的に検証し、誤りを認めるケースは珍しいが、朝日新聞は他の新聞も同様に誤った報道があったと強調するなど、歯切れの悪さも際立つ。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:DAILY NOBORDER編集部