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「BPOは要らない」ロンブー淳、テレビの危機感ネットで語る。

 お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが1日、上杉隆がキャスターを務めるインターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に生出演し、テレビ業界の自主規制を強めている要因としてBPO(放送倫理・番組向上機構)の存在を挙げ、「BPOは要らない」と発言した。

 

 田村淳さんは、「BPOは自主規制を強めている団体だ」と述べるとともに、「いまは『罰ゲーム』という言葉もいじめに繋がるからという理由で使えない」と自主規制の例を挙げ、テレビがつまらなくなっている最大の理由はテレビ業界による自主規制にあると語った。

 

 これに対し、キャスターの上杉も「(BPOは)自分の仕事が無くなると困るから規制を作っていく。」と賛同。

 

 また、自身がMCを務める人気番組「ロンドンハーツ」においても自主規制が及んでいることから、同番組のネット配信版ではさらに過激な内容を盛り込んでいることを明かし、「しがらみから脱却し、自由な表現を手にするためにやっている。こういった新しいメディア(ニューズ・オプエドなどのネット番組)の方が、きちんとした表現の場所が残されている。」と話した。

 

 一方で、テレビがつまらなくなったと言われることについては、「若者がテレビを見ない時代になってとても悲しい。志あるテレビマンはたくさんいるので、あとは(自主規制に)反抗してくれるプロデューサーがいれば」と語るなど、テレビが面白さを取り戻すために今後も取り組んでいく考えを示した。

 

 なお、この放送は「ニューズ・オプエド」のサイトで、4日(月)16時まで無料で視聴できる。

 

(オプエド編集部)

写真:ニューズ・オプエドより