うなぎが食卓から消える!?
日本は世界のウナギ生産量の70%を消費していますが、その需要を支えてきたヨーロッパウナギと日本ウナギは国際的に絶滅危惧種に指定されている。
これに伴い代替種として、インドネシア海域に生息するビカーラウナギが注目を集めているが、国際環境NGOのグリーンピースジャパンは23日、ビカーラウナギに関する現地調査の結果を発表し、このビカーラウナギにおいても適切な資源管理がなされておらず、このままでは絶滅が危惧されるとする警告を発表した。
この調査によると、需要が激増する一方で、行政による管理体制が追いついておらず、信憑性のある漁獲量の統計がないため、資源量の把握ができていないという。
また、国内の大手スーパーの多くがビカーラウナギの取り扱いに慎重な中、唯一取り扱いをしているイオンと、現地からの調達を請け負う総合商社・丸紅に対し、その対応を非難する声明を発表している。
(DAILY NOBORDER編集部)
PHOTO by valium (grilled eel on the rice (Unaju)) [CC-BY-SA-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)], via Wikimedia Commons