経団連、政府と関係強化
経団連は24日、榊原新会長のもとでは初となる夏季フォーラムを開催し、年内に公表予定の「経団連ビジョン」の策定に向けて議論を交わした。
榊原会長はフォーラム後の会見で、「成長の更なる加速に向けた展望をきりひらくことが重要だ。同時に、経済社会のイノベーションには痛みを伴う改革も必要である。」と述べ、官民一体となって改革を進めていく姿勢を示した。
また、フォーラムには安倍首相も挨拶に訪れ、「この20年間、日本人の中から自信が失われてしまっている。この自信を取り戻すことが、最も重要なことだ。」と述べるとともに、GDPが6四半期連続でプラスになったことや、有効求人倍率が上昇したことなど、自身の成果を強調した。
また、経団連は25日からの安倍首相のメキシコやブラジルなど中南米5カ国への訪問に同行することになっており、政府と関係を強化していく方針が鮮明となっている。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:首相官邸HPより