国連安保理、非難決議を採択【マレーシア機撃墜】
マレーシア航空機がウクライナ東部上空で墜落された事件で、国連安全保障理事会は21日、現場周辺を支配する親ロシア派の武装集団に対し、国際調査団を無制限に立ち入らせることを求める決議を全会一致で採択した。
この決議は、撃墜事件への非難も盛り込んだ内容となっている。 決議案は、事件で27人が犠牲となったオーストラリアが取りまとめ、計24カ国が共同提案したもので、決議案では責任の所在には言及していなかったことから、拒否権を持つロシアも賛成に回った。
この事件をめぐっては、親ロシア派武装集団を支援しているロシアのプーチン大統領に対して、国際的な非難が集まっており、アメリカのオバマ大統領も21日、ホワイトハウスでプーチン大統領を非難する声明を発表している。
(DAILY NOBORDER編集部)
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