タバコ会社に2.4兆円の賠償命令
アメリカ・フロリダ州で、夫が肺がんで死亡したのは長年の喫煙が原因であり、タバコにその危険性を明記していなかったメーカーに責任があると主張する女性が起こした裁判で、フロリダ州の陪審はアメリカ・タバコ大手のRJレイノルズ・タバコに懲罰的賠償として236億ドル、日本円で約2兆4000億円の支払いを命じる評決を出した。
また、原告である遺族側に対しても約1680万ドルの損害賠償が認められたという。
原告の女性は、夫が36歳で肺がんにより死亡した原因は、13歳から毎日多い時で3箱ものタバコを吸い続けたことにあるとして、メーカー側が喫煙による健康への悪影響などの警告を明示していなかったことが原因であると主張していた。
キャメルなどの製品で有名なレイノルズ社は「合理性を欠いた評決だ」として異議を申し立てるという。
(DAILY NOBORDER編集部)
PHOTO by Jonas Bergsten [Public domain], via Wikimedia Commons