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原発再稼働へ 川内原発「審査」合格

 原子力規制委員会の定例会合が16日午前に行われ、鹿児島県にある九州電力川内原発1、2号機について、安全対策が新しい規制基準に適合しているとする審査書案を了承した。

 

 これにより、川内原発は安全審査に事実上合格したことになり、再稼働へ向けて大きく前進。規制委員会は今後、安全審査の申請が出ている11原発17基の審査を急ぐ方針だ。

 

 今後30日間、国民から意見を募集するほか、いくつかの審査手続きを経て正式の決定となり、地元自治体の同意を得られれば、早くて今年の秋にも再稼働する可能性が出てきた。

 

 川内原発をめぐっては、周辺火山の噴火が懸念されることや、それに伴う避難経路の確保が出来ていないとの意見が多く、安全性に対して疑問を呈する声が上がっているが、九州電力は川内原発に影響するような噴火はないと楽観的な想定に終始している。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:九州電力HPより