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関係悪化が影響か、日本の中国への投資半減 

 今年の上半期(1月から6月まで)の日本から中国への直接投資額は、前年同期比48.8%減となる24億ドル(日本円で約2400億円)だった。

 

 これは中国商務省が15発表したもので、世界全体からの対中投資は2.2%増えたのに対し、日本からの投資の落ち込みが顕著な結果となった。また、アメリカは4.6%減、EUは11.2%減となるなど、先進国からの投資が伸び悩んでいる。

 

 近年、中国国内の人件費が高騰していることに加え、日中関係の冷え込みも大きく影響しているものと見られ、中国商務省の報道官は「一部の国では減少しているが、増加している国も多い。長期的な視点で見る必要がある」と述べ、落ち込みは一時的なものだとして強気な態度を見せている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:中華人民共和国商務部HPより