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アメリカ初の女性大統領誕生か?

 アメリカ民主党のヒラリー・クリントン前国務長官は先月、回顧録を発表し、2016年の大統領選出馬をほのめかすような動きとして、注目を集めている。

 

 双日総合研究所の吉崎達彦氏は自身のニュースレター「溜池通信」で、民主党の候補者はクリントン氏にほぼ一本化されており、本の出版も政治的なタイミングを測って行われたものだとみている。

 

 また、来たる中間選挙では、民主党の敗北が予想されるとして、党内の閉塞感を確認した上で出馬宣言をするのが効果的なタイミングではないかと分析。一方の共和党陣営は候補者が乱立しているものの、全員が白人男性であり、それが共和党の弱点であると指摘している。

 

 吉崎氏はクリントン氏について、現実主義者で政治家として長いキャリアを持ち、日本にとって頼もしい存在。特に、東アジアの安全保障を含めた「リバランシング」政策は、クリントン氏の看板政策であると評価している。

 

(オプエド編集部)
PHOTO by Secretary of Defense [CC-BY-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons