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東芝、ブルガリアへ原発輸出へ

 東芝は子会社のウェスティングハウスを通じ、ブルガリアの原子力発電所1基を受注する見通しとなった。

 

   日経新聞他によると、日本メーカーが東欧で原発を受注するのは初めてのことで、受注額はおよそ5000億円の見込みで、現地の国営電力会社の関連企業へ出資し、関係を強化することも検討しているという。納入する原発は100~120万キロワットの出力で、2025年の稼働を目指す。

 

 原発を手がける東芝と日立、三菱重工の3社は3.11の福島第一原発の事故以来、国内では原発の新規建設が見込めないとして、海外への輸出の機会を模索してきた。

  ブルガリアなど東欧諸国は、ロシアからの天然ガスの輸入への依存から脱するため、代替エネルギーとして、原発の新規建設が検討されている。

 

 しかし、国内での原発問題が収束していない中での原発の輸出は、無責任との批判を招きそうだ。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO : Wikimedia Commonsより