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サラエボ事件から明日で100年

 明日でサラエボ事件から100年が経ちます。
 
 第一次世界大戦のきっかけとなったオーストリア・ハンガリー帝国皇太子夫妻暗殺事件から100年になる明日(6月28日)に、ボスニア・ヘルツェコビナでは、様々な平和を祈念したイベントが催されます。
 
 サラエボでは、地元の大学などの主催による事件の歴史的な意味や現代の課題を問うシンポジウムが連日開催されるほか、オーストリア・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団による公演が行われ、オーストリアのフィッシャー大統領が出席する予定です。
 
 日本からは、公益社団法人広島平和文化センター理事長・小溝泰義さんが、平和首長会議の地域リーダーをサラエボに要請するため、平和記念公園「原爆の子の像」の折り鶴1千羽を持って、サラエボの記念式典に参加するそうです。
 
 また、「音楽に国境があってはならない」と、バルカン室内管弦楽団音楽監督の柳澤寿男氏率いる世界平和コンサートへの道実行委員会が、世界平和を祈念するコンサートを7月にサラエボで開催します。
 実行委員会理事長の古屋文隆氏は「戦争の世紀に終止符を打ちたい。世界大戦のきっかけとなったサラエボで、日本人が世界に向けて平和を訴える手段として、第九をともに歌うことで、音楽に国境はいらないことを感じて欲しい」と話しています。
 
(オプエド編集部)
写真:世界平和コンサートへの道実行委員会主催 新宿モア4番街 第九フラッシュモブ