殺人エレベーターと報じられたこともあるシンドラーエレベーターに、反省って言葉はあるんやろうか?
まいど、いまにしです。
こないだ、週刊朝日でリポートした、殺人エレベーターと報じられたこともある、シンドラーエレベーターのデタラメ。
ワシが書いた後、国交省にシンドラーのえらいさんが呼ばれて、なんやかんや、聞かれているらしい。
国交省サイドから、聞くと「週刊朝日で書かれたこと、ホンマかいな」っていう内容やってさ。
そんなん、ホンマに決まってるがな。
そんなデタラメぶり、シンドラーがエレベーターを管理してあるシステムの画面でもようわかる。
その現場を訪ねてみたが、ええ加減な感じがしたわ。
写真の大阪府南部の公営住宅のエレベーター。2014年3月9日に〈4F 戸開停止 原因 コンプレッサー誤作動のため〉という不具合を起こしている。
聞いたら、お年寄りがけっこう住んでいる。「エレベーター、よう止まったり、おかしくなりますねん。年寄りには、階段はきつい」っていうとった。
これ、いじめやないか?
不具合の一覧表、見たら、神戸にある外資系の大人気の家具屋さんとか、ごっつい有名な製薬会社の工場とか、いっぱい並んでいる。
大阪市西成区の区役所のエレベーター。これも、問題あるそうで区役所のえらいひとは「3階のボタン押したのに、5階にとまったとか、エレベーターがついて降りようとしたら、段差あったとか聞きます。ご存知の通り、西成区役所のエレベーターは、大阪市の区役所でも、ダントツで利用頻度高いとみられますねん。けど、エレベーター取り替えたいが、かなりかねがかかる。事故がないようにと、祈る気分ですわ」
だが、シンドラーたいして応えてないのか、週刊朝日で書いた、東京都小平市の公営住宅でメンテナンスしていたにいちゃんに、うちの若い衆が聞いたら「よそのエレベーター会社も事故あります。けど、よそはCMとかにお金かけているから、表に出ない」
ホンマかいな、これ。そんなん、はじめて聞くで。原子力ムラやないよ、エレベーター業界は。
こんな、トラブルばっかりなん、あんたところだけやろってツッコミたくなったわ。
(今西憲之/文と写真)