BPO、匿名化に反対の姿勢崩さず
BPO放送倫理・番組向上機構「放送と人権等権利に関する委員会」の委員長・三宅弘さんは、同機構のホームページに「顔なしインタビュー等についての要望」と題する、委員長談話を発表しました。
「談話」によると、ニュース番組などのインタビューで、人物の特定をされないようにぼかしを入れたり、顔を映さないようにする、いわゆる「顔なしインタビュー」が日常化していることに対して、「いきすぎた社会の匿名化」と注意を促し、テレビ各局は「顔出しインタビュー」を原則とし、「顔なしインタビュー」を使用する場合、その理由を注記するなど取材に協力する市民の意識も変えていく努力が必要であるとしています。
一方で、取材を受ける側の「プライバシー、名誉、肖像などは、みだりに侵害されることの内容保護することも必要である」としています。
(オプエド編集部)
PHOTO by MIKI Yoshihito from Sapporo City,Hokkaido., JAPAN (Interview.) [CC-BY-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons