ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

ウナギ、大手スーパーで多売される実態が浮き彫りに

IUCN国際自然保護連合が6月12日発表した「レッドリスト」の最新版に、絶滅危惧種に指定されたニホンウナギが、主要大手スーパーの主力商品として、数多く売られている実態が明らかになりました。

これは、6月12日にオプエドに出演した花岡和佳男さんも指摘していましたが、「レッドリスト」掲載後も、スーパーの方針に変わりはなく、昨年2月の環境省の絶滅危惧種の指定後も売られ続けていました。

6月11日、環境保護団体グリンピース・ジャパンが国内大手スーパー15社を対象に、ウナギの調達についてのアンケート調査を実施し、発表しましたが、担当でもある花岡さんによれば、回答のあったスーパ−12社の全てでニホンウナギを主力商品に据えており、かつてハレ日のごちそうだったウナギが、安価で手頃な食材になったことで、「絶滅危惧種」に指定されているという事態に陥ってしまったのでは、と状況を指摘しています。

(オプエド編集部)
PHOTO by Peter Harrison (Flickr) [CC-BY-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons