中国とフィリピンの領有権争い
またも、中国による威嚇です。
きのう発売の文藝春秋の中で、ノンフィクション作家の森功さんが、南シナ海で発生した、中国とフィリピンの領有権を巡る問題点を指摘する現地ルポを寄せています。
これまで中国は、独自の境界線を根拠に管轄権を主張し、監視船を派遣するなどして、実効支配を強めてきました。一方で、フィリピンは南沙諸島の一部を奪われたとして、中国と激しく対立してきました。
森さんは記事の中で、「いつものように俺たちが漁をしていると、そこへ中国の大型沿岸警備隊の船が8隻も現れたんだ。と思ったら、ものすごい勢いで、近づいてきて銃口を向けて『出て行け、出て行け』と威嚇された」とフィリピンの地元漁師の言葉を紹介しています。
なお、文藝春秋の同ルポは、「中華帝国の侵略を食い止める」という特集で掲載されています。
(オプエド編集部)
PHOTO By MC3 Christopher Lindahl [Public domain], via Wikimedia Commons