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32年ぶりの低水準、貿易・サービス収支

4月の政府統計、バブル景気以来32年ぶりの低水準です。

財務省は9日、国際収支状況の速報を発表しました。

それによりますと、貿易・サービス収支が25ヶ月連続の赤字となり、前年同月比で2104億円赤字幅が拡大するなど、経常収支の黒字幅は761%縮小、約6千億円減少しました。

これは4月としては昭和57年以来の低水準です。また、先月29日に経済産業省が発表した4月の小売売上高は、前月比13.7%減となり、過去14年間で最大の減少となっています。

この他、総務省の調査によると、世帯当たりの実質消費支出は前年比4.6%減、日本百貨店協会が発表した百貨店売上は12%減、日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー売上高は5.4%減、不動産経済研究所が発表した1都3県のマンション発表戸数は39%減、ビール大手各社が発表したビール類の出荷量は21%減、となるなどアベノミクスによる景気対策が疑問視される結果が出ています。

(オプエド編集部)
PHOTO By Hervé Cozanet (Marine-Marchande.net) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html), CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) or CC-BY-SA-2.0-fr (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0/fr/deed.en)], via Wikimedia Commons