安倍首相「力による威嚇は許されない」<東シナ海問題>
内閣広報室によると現地時間6月5日、G7ブリュッセル・サミットに出席するためベルギーを訪問していた安倍首相は、内外記者会見後の質疑応答でNHKの記者からの中国に対する質問でこう述べた。
「東シナ海、南シナ海における力による現状変更の試みについては、先般、シンガポールでの基調講演で述べた、いかなる主張も法に基づくべき。そして、力による威嚇は許されない。」と中国を牽制した。
さらに今後の日中関係については、「両国は切っても切れない関係であり、安定した日中関係は地域の平和と安定のためにも必要だ。現在、日中間には様々な懸案があるが、懸案があるからこそ、戦略的互恵関係の原点に戻って、首脳間の交流、会談、議論を行うべきであると思う。」と語った。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:wikimediacommondsより