出生数は過去最少を記録、合計特殊出生率は微増
厚生労働省が4日発表した2013年の人口動態統計月報年計によると、出生数は前年比7000人減の103万人で過去最少を記録したが、合計特殊出生率は前年より0.02ポイント増の1・43となった。
出生率は、1970年代の第二次ベビーブームまで2以上の水準が続いたが減少傾向に転じ、2005年には過去最低の1・26を記録。その後は微増ながら上昇している。
2013年の出産を年代別で見てみると、20代では低下し、30代以上の出産は上昇し、もっとも合計特殊出生率が高いのは30〜34歳だった。
一方、2013年に生まれた子どもの数は102万9800人で、前年よりも7431人減と過去最低を記録。人口の減少に歯止めがかかりそうにない。
*合計特殊出生率
一人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数。その年の15歳~49歳の女性が産んだ数をもとに算出する。2・07が人口を維持できる水準とされる。
(Daily NOBORDER編集部)
写真:wikimediacommondsより
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