デタラメ道をまい進する、大阪府警 無実の人をでっちあげ、立件すべき事件はほったらかし(今西 憲之)
まいど、いまにしです。
デタラメな大阪府警。けさ(4日)も新聞の紙面には、デタラメぶりがしっかりと紹介されている。
毎日新聞は<大阪府警>相次ぐ誤認逮捕 なぜ捜査尽くさぬという大阪府警のデタラメぶりを浮き彫りにする記事を出している。
強制わいせつ未遂と住居侵入の疑いで無実の人を逮捕。逮捕された人の弁護士が、病院での診察記録を調べたら、アリバイがあって釈放。
なかったら、でっち上げで、刑務所行きやったかもしれん。
タイトルを見て、「なぜ捜査尽くさぬ」とあるが、尽くさへんのが、当たり前になりつつあると、知り合いの警官はいうてる。
今、たいてい事件が起こるとまず何をやるかというと、「例えば、ワイセツ事件が起こったとしましょう。まず、データベースを見て、現場近くに住んでいたり土地勘のありそうな前科もんの連中を洗い出す。次に、防犯カメラで前科もんとか、怪しそうな人物がいないか、探し出す。この二つでヒットしない場合、なかなか摘発できません。迷宮の可能性が大。あとは、周辺のNシステムなどで、車のナンバーで前科もんはいないかくらいかな」
いわゆる、聞き込みせんのかなか? 「聞きこむって、大阪の場合、ワシら警察のデタラメがよう報じられますから、ハナから住民がホンマに警察と、信用されてへんもんな。制服の警官に、ニセモンやないかって、言うてくるおばちゃん、珍しくない。せやから、やってもムダやとあきらめもありますね」
これが、現場の警官の声。同じような話は、あちこちから聞く。決して、この警官ひとりだけが言うてるんやない。
タイトルの「捜査尽くさぬ」って、ほとんど尽くされてへんねん。
読売新聞では大阪府警の刑法犯未計上、数万件か…5年間でというええ記事が、掲載されている。
本来なら、刑法犯認知件数に計上されなければならない事件を、外してカウントしていないことが、問題だ書いている。まさに、記事の通りやわ。
もし、計上してしまうと、事件の総数が増えてしまう。その多くが検挙できへん。ということは検挙率が落ちてしまう⇒出世に響く⇒計上せずごまかす。こんなことが、当り前にように行われていたというなんやろう。
これは、大阪府警ではなく、京都府警の現職警官から、聞いた話。「取締月間で、なんとか自転車ドロボウを捕まえたかったので、ほどほどに使い込まれた自転車を探しだし、カギをかけずに駅近くに置いて、ずっと見張っていた。狙い通り、その自転車に手をかけ、盗んでいった男がいた。予定通り、職務質問で捕まえた。よしと思ったが、ワシらが準備していた自転車がもともと、別のところから盗まれていたものらしく、本当の所有者がわからずじまい。窃盗ではなく、占有物離脱横領。ノルマ達成、ポイント稼げたと思ったが、手柄が逃げてしまった。泣きたくなった」
愛媛県警で裏金告発した仙波敏郎さんは、ようこない言うとった。「泥棒を捕まえて、何度か同じ前科前歴があれば、しめたもの。まったく関係ない、検挙できていない窃盗も、そいつがやったことにしてひっつけてしまう。自転車ドロボウも同じですわ。こうして、検挙率をあげるんです。愛媛県警だけやなくて、全国、どこでもよく同じようなことをやっています。ほやけん、これやらんかったら、検挙率、10%台だと思いますね」
2013年、大阪が街頭犯罪の認知件数が全国トップやったそうな。街頭犯罪:2013年大阪が最悪 4年ぶり 治安に黄信号 警察がデタラメやから、しゃあないわと思うのは、ワシだけやないはず。
【ブログ「商売繁盛で笹もってこい!」より】
Photo : Osaka
Prefectural Police Headquarters01(Wikimedia Commons /Author:Kansai explorer)