ウクライナ問題だけじゃない「日米」アフガン情勢の憂鬱(森 功)
クリミアのロシア介入に頭を抱えている欧米ですが、米国にとってはアフガン情勢も緊迫しています。先におこなわれた選挙で、来月にはカルザイさんの後任大統領が決まる見込みですが、場合によってはさらなる混乱を招くのではないでしょうか。もともと米国によってつくられたカルザイ政権は、タリバンの復活で泥沼の内戦状態が続き、あのベトナム戦より長い米国史上最長の戦争になっています。
オバマさんの本音は手を引きたいのでしょうが、そうなると一挙に内外の批判が高まるのは必至。一方、3人の次期大統領候補は、もはやタリバンとうまく付き合っていくほかないところまで来ている、との指摘もあります。いずれにしろさらなる混乱は避けられそうにありません。
もし日本が集団的自衛権の行使を容認し、米国から協力を呼びかけられたらどうするのか、そういうことも考えなければならないのではないでしょうか。
【ブログ「森功のブログ」より】
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Section of Kabul in October 2011 (Wikimedia Commons/Author: James Solly)
