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史上最低投票率で激増「無効票」に書かれていること(森 功)

さっぱり盛り上がらなかった大阪市長選があっけなく終わりました。昨年の参院選、堺市長選と2連敗した維新の会代表の橋下徹さんが辛うじて不戦勝。それより新聞各紙は投票率の低さを問題視しています。実際、投票率は前回の60.92%から史上最低の23.59%と37.33%も激減しております。減少率はなんと橋下さんの絶対得票率の17.85%を超えてしまっています。絶対得票率とは得票数を有権者数で割ったもので、ちなみに前回は35.67%。

投票率の減少は何を意味するか、といえば、すべてがそうとは言えないまでもそれに近い数字が橋下さんの支持離れということでしょう。さらに興味深いのが無効票の数。前回は8804票しかなかったそれが、実に6万7506票に激増しています。210万ほどの有権者数で割ると3%に上りますが、それも反橋下票とみて間違いないでしょう。そのうち4万5098の白票を除いた22408もの投票用紙に何が書かれているか、そこも興味がわきます。

【ブログ「森功のブログ」より】

Photo : Osaka City Hall Osaka Japan02(Wikimedia Commons/Author:Oilstreet)