マスコミはこうしてTEPCOの手中に落ちていく。アカンがな(今西 憲之)
まいど、いまにしです。
2月26日にTEPCOは事故った、イチエフの中央制御室を公開。あちこちで、そのニュースが流れてる。
読売新聞はこない伝えている。
<事故直後には約20人の作業員がここに詰め、原子炉への注水を試みるなど事故対応の最前線となった><津波で電源を失った状況を再現するため、東電の担当者が室内の明かりを消した。真っ暗で距離の感覚がつかめず、隣の記者とぶつかった。計器が並ぶ制御盤を懐中電灯で照らすと、「21時40分 プラス50センチ」という内容の文字が浮かび上がる。刻々と変化する原子炉の水位を、作業員が計器の横に書き殴った跡だ。緊迫した状況の中で、必死に対応した当直員たちの様子を今に伝えていた>
いかに、TEPCOがよう頑張ったかといわんばかりの記事。
テレビ朝日のニュースでは、<事故があったと信じられんほど中央制御室はきれい>そんなもんマスコミ来るから、きれいにしてみせてるねんって。それが原子力ムラやがな。
事実、2011年3月に事故って、3か月ほどしたとき。当時、与党だった民主党の衆院議員が
収束の前線、Jヴィレッジにやってきた。
その数日前まで、ホテル棟はロビーに段ボールを敷き詰め、大勢の作業員が寝ていた。まさに、戦場。それが、民主党議員が来る数日前から片付けられ、ピッカピカ。
ある作業員は言うとる。「イチエフにマスコミや政府のえらいひと、来ないでほしい。その1週間ほど前から、掃除ばかっりやらされる」
そして、国営、NHKの夜9時からニュースでは、事故当時いたTEPCOの社員のコメントとして、キャスターが「あと20年が原発はつかえた」「津波でこんなことになって、悔しい」ととんでもない話し、紹介している。
事故は津波のせいで、TEPCOは悪くないという宣伝に使われとるがな。原発が古すぎ、耐えれなかったとイチエフのえらいひと、わしにいうとる。それは、最高幹部の独白 でわしは書いた。そないにまで、TEPCOに恩を売って、宣伝したいんか?原子力ムラに、媚び売りたいんか?TEPCOの言いなり報道せんと、ちょっとは、原発被災者の目線で
報じてみろよ。聞いてみたら、あんたらの報道の仕方にめちゃ、怒ってるで。
そういえば、テレビ朝日のニュースでも「事故当時の停電時再現。掌も見えない暗さ。TEPCOはようやった」と持ち上げるように、いうとる。
もう完全にTEPCOの描いたストーリ通り、乗っかてるやんか。
こうして、マスコミは原子力ムラの手に落ちてゆくんやな。
【ブログ「商売繁盛で笹もってこい!」より】