都知事選「脱原発は勝手にコケてくれた」と原子力ムラが大はしゃぎ(今西 憲之)
まいど、いまにしです。
9日投開票の東京都知事選。 自民党、公明党が支援した、舛添要一氏が午後8時の 投票終了と同時に当確。圧勝やった。
宇都宮けんじ氏、細川もりひろ氏が訴えた、脱原発。
原発が事故ったら、ほんまに悲惨なことになる。 ワシは、自分の目で、原発の中と外、事故直後から両方とも 見てきたからようわかる。 福祉も経済も医療も、みんな大事。 けど、命を失ったら終わりやんか。 なんで、原発あきませんが、有権者に通じなかったんかな って気もする。
舛添氏は、昨日の当選インタビューで 「都民の安全、生命、財産を守るのが仕事」 って言うとった。 ということは、東京に山盛り、電力を供給している原発にも 対応していかなアカンってことよね。
「私も脱原発」 と言いつつも 「すぐにゼロとは」 とも話す、舛添氏。 当選したからには、脱原発って言うた重みを忘れないでほしいもんよ。
ボロ負けやった、元総理の細川氏。 正直、選挙、ヘタやったよな。 小泉氏という大きなもう一つのパワーがあった。 よく、宇都宮氏との一本化とかも言われた。 けど、それ以前に、もうちょっと上手にやってたら、だいぶ結果は 違っていたように思うわ。
ワシが共産党の演説を聞いていたら、細川氏、小泉氏の悪口、言うとった。
それも、だいぶ、昔の話。 小泉氏は、原発について、官僚に騙された、すいませんとまで言うてるのに。 脱原発の内輪でもめで 喜ぶのは、原子力ムラ。 過去にどんなことがあろうが、大事なのは、まず脱原発。 その大きなチャンスやから、結束せなアカン。 そうせんと、原子力ムラには対抗でけんへんねん。
そんな単純なこと、わからへんのかな? ほんま、まわりが見えへんのよな。 実際に、原子力ムラのえらい人と話すと 「今回、原子力ムラは連合が舛添氏を応援したくらいでしょう。 あとは、何もしてません。 舛添氏の対抗馬、勝手にこけてくれましたから、楽でした」
昨夜、都庁のけっこうえらい人と話したら、 「実は、職員の中でも細川さんを期待する声、けっこうあった。 猪瀬さんに続いて、舛添さん。上から目線知事。大変そうです」
【ブログ「商売繁盛で笹もってこい!」より】