【2014都知事選】細川元首相が出馬か? 見えてきた戦いの構図
年明けとともに東京都知事選の候補者選びが激しさを増している。
年末に出馬表明をした宇都宮健児氏は共産党などの推薦が決まっているが、ここに来て自民・公明、あるいは民主なども候補者擁立でつばぜり合いを演じはじめた。
本命と目される舛添要一氏の擁立に関しては、公明が主導権を握っているようだが、都議会自民党からは疑問の声も上がっている。
「党を除名された人間を推すのはどうやっても(支持者に)説明がつかない。仮に公明が推すとしても、うちは簡単には乗れない」(都議会自民党幹部)
一方で、きょう1月5日にも、田母神俊雄氏が立候補を表明し、革新と保守の両翼の候補が出そろう構図が確定する
前々回の都知事選に出馬した東国原英夫氏は年明けになって不出馬に傾いているという。
仮に、このままで候補者が確定すれば、舛添氏の本命は揺るがなくなる。
ただ、ここに来て情勢が一変しそうな情報が飛び出した。
1月4日、『週刊ポスト』と『日刊ゲンダイ』がビッグネームの出馬の可能性を伝えたのだ。
それは、元首相の細川護煕氏を、元首相の小泉純一郎氏が推すという驚愕の構図だ。
現実的には相当難しいだろう。
だが、知名度では他を圧倒する二人は、ともに「脱原発」を打ち出して政策でも一致しており、仮に細川氏の出馬となれば、「台風の目」から一気に「本命」に躍り出ることは確実だ。
元首相が地方自治体の首長を務めた記録はないが、行政経験から言えば、厚生労働大臣を務めた舛添氏よりも数段上であるのは当然だ。
都知事選の告示は1月23日、投開票は2月9日。
果たして首都の顔は誰になるのか。もしかして日本初の元首相知事が誕生するかもしれない。