振興策3500億円とマンション建設に沸く沖縄(森 功)
米軍基地の辺野古移転に対する交換条件のような政府の振興策が発表された沖縄に、月曜日まで行ってきました。安倍政権は来年度の予算で3500億円、8年間3000億円以上の振興予算を組むという約束をしていますが、その一方で、那覇はマンションの建設ラッシュに沸いています。原発もなく、物価の安い沖縄を終の棲家にしようと、団塊世代のリタイア組が移住してきているとか。実際、那覇の繁華街は景気がよく、ネオン街も繁盛していました。
そのマンション建設現場では、基礎工事の際に不発弾が見つかる事態が日常茶飯で、自衛隊や消防車がしょっちゅう出動しているそうです。地元の人によれば、沖縄の自衛隊は不発弾処理に手慣れたものらしく、住民もさほど驚いてはいないとのこと。そう聞くと、むしろ戦争の傷跡の深さを感じます。
【ブログ「森功のブログ」より】
Photo :Futenma airport runway(Wikimedia Commons /Author:さかおり)