公聴会「やってまっせ詐欺」で秘密保護法案可決でええんかい(今西 憲之)
まいど、いまにしです。
昨日(26日)、衆院で特定秘密保護法案が通過した。 本会議の前に、衆院国家安全保障特別委員会で審議され、 怒号が飛び交い、 「将来、禍根を残しますよ」 ともっともな声を無視して、 「賛成の諸君の起立を…」 と大声張り上げていたのは、自民党の額賀委員長。
それを見て、 「ああ、やっぱりな」 と思うたわ。
額賀氏は、ワシが書いた「原子力ムラの陰謀」では、 原子力ムラから山盛り、支援してもらっている政治家のひとり。 それも電力会社ではなく、国の研究機関、税金で成り立っている 動燃、今のJAEAが動いていた。票集め、独自の後援会、そして 選挙中の週末は、電話作戦で有権者に電話をかけまくるような ことまでやらせていたんよ。
特定秘密保護法ができたら、国の研究機関であり、原子力、原発に かかわることは、その気になれば、なんでも隠せてしまう。 やりたい放題かもやで。 それを見越して、大声出してたんやと、よくその魂胆が透けて見えたわ。
一昨日、福島で特定秘密保護法の公聴会が開催されとった。 ほとんど、 「こんな法律、あきまへん」 っていうてる。まっとうな意見や。 けど、それ無視して、審議せんと、衆院通過。 震災、原発被災者をまったく無視するんよ。めちゃめちゃや。 こういうの、やってまっせ詐欺という。 かっこうだけつけて、言い訳つくる。
けど、公聴会は税金、つこうてやっている。 ムダ遣いもええとこやがな。 こういうことを、検察は、税金無駄遣い罪でも 作ってもろうて、捜査してほしいもんやと思うんは、 ワシだけやあらへんはず。
【ブログ「商売繁盛で笹もってこい!」より】