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細川元首相が小泉元首相と「原発ゼロ」で共闘宣言!(Daily NOBORDER)

小泉純一郎元首相がきょう(12日)、午後1時から東京・内幸町の日本記者クラブで「原発ゼロ」会見を開くことは既報した。この動きに対して、細川護煕元首相がいち早く呼応し、12日付東京新聞の1面トップで小泉氏との共闘を宣言した。

細川氏はこれまでも週刊朝日誌上などで「原発ゼロ」を主張する小泉氏と考えが同じであることなどを述べて、小泉氏との会談の可能性を示唆していた。昨日(11日)、都内で行われた東京新聞とのインタビューでは、すでに小泉氏と会談したことを初めて明らかにし、「一緒に声を上げて闘い続けたい」と述べたという。

細川氏はまた、安倍政権の原発政策について「ごみ捨て場がないのに再稼働しようとするのは、ある意味で犯罪的な行為だ」と批判し、福島第一原発の汚染水漏れについて安倍晋三首相が「完全にコントロールされている」と発言したことについても「詭弁だ」と切って捨てた。
小泉、細川両氏の共闘についてはスタンスが同じ菅直人元首相も強い関心を示しており、永田町関係者の間では「元総理連合」ができるのではないかと、固唾を飲んで見守られている。

小泉氏に端を発する「原発ゼロ」の大きなうねりに頭を抱える自民党では、石破茂幹事長が講演で「自民党は再生エネルギーの比率を上げ、原発の比率を落とすと主張している。方向性では小泉氏と違うところはない」と防戦に躍起だ。しかし、自民党総裁でもある安倍首相が原発の海外セールスに熱心なこととの矛盾は説明できていない。

なお、細川氏の発言の詳細は、東京新聞3面に掲載されている。

【DNBオリジナル】

by Fabio Rodrigues Pozzebom/ABr