「天皇直訴」渦中の山本太郎が街頭で吠えた大事なこと (マイケル・ペン)
山本太郎参院議員の「天皇直訴」問題が議員辞職にまで発展しそうな勢いだ。
確かに、園遊会で天皇陛下に直接、手紙を渡す行為は非常識で軽率のそしりを免れない。だが、それが有権者が正当な選挙で選んだ議員の資格を剥奪するほどのことなのか、冷静によく考えてみるべきだ。
保守系の与党議員が躍起になっているのは、それだけ山本議員の存在に脅威を感じているからに他ならない。
山本議員が脱原発と並んでもっとも熱心に取り組んでいるのが特定秘密保護法反対だ。DNBは、山本議員が街頭で法案反対を訴える動画を入手した。
この法律の最大の問題は、何が秘密とされたか誰にもわからないまま秘密がどんどん拡大する可能性がある点だ。
政府にとって都合の悪い情報がどんどん秘密に指定されているにもかかわらず、秘密にされていることさえ気づかれないような仕組みになっている。さらに、その秘密を調べようとする行為にも厳罰が課せられる。
要は、国家による情報管理を徹底し、国民には当たり障りのない情報しか開示されない、そんなことになりかねない、極めてアブナイ法律なのだ。
山本議員は、こうした危険性を誰にでも理解できる言葉で訴えている。情報を独占して、国民をいいようにコントロールしようとする権力者からみれば、それこそ危険な存在なのである。
新月日曜日1(提供:SNA JAPAN)
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