ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

役に立たない⁈ オリコの監査役は元特捜部長(森 功)

反社との取引問題で金融庁から業務改善命令が言い渡されたみずほ銀行が新たな社外取締役の導入を決めました。内部で隠ぺいしないよう、反社とその対応を外部からチェックしてもらうという趣旨は、昨今の流行りではありますが、以前からあった監査役とどう違うのでしょうか。

問題の火種となったオリエントコーポレーションには、かつて総会屋事件を捜査した特捜部長の熊崎勝彦さんが監査役についています。対外的には、これ以上ないチェック機能に見えるでしょう。が、結果をみると、あの有様。ことほど左様に日本の監査役制度は機能していません。で、本体のみずほ銀行で、社外取締役ならどうか、という話。社外の人がどこまで経営に口出しできるか、そこを説明してもらわないと、実感がわきません。

【ブログ「森功のブログ」より】

Photo :Mizuho Bank, Ltd. (head office)(Wikimedia Commons /Author:221.20)