ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

課税免除の解除に怯えるJAL(森 功)

民主党政権の唯一の成功例としてしばしば取り上げられる日本航空の復活について、自民党政権になって少し風向きが変わってきたようです。その一つが、法人税の免除。会社更生法にのっとり、1兆円を超える赤字が認められているため、その範囲内の利益をあげてもJALは9年間も税金を免除されるという特典です。これについてはANAなども指摘し、道義的な問題を指摘されていたのですが、法的な問題はないのでどうしようもない、とされてきました。仮に法改正をしても、とうぜん遡及措置はできない、と。

ところが、どうも様相が異なり、「税金を払ってもらう方法はある」と威勢のいい声が、自民党内であがり始めているとのこと。おかげでJALは慌てているらしい。

【ブログ「森功のブログ」より】

Photo : Jal 004d(Wikimedia Commons /Author:221.20)