景気回復と防災補修が一緒はおかしい、安倍政権の予算付け（森 功）
久方ぶりにお会いした東北出身の自民党代議士と話していて、意見が一致しました。いわく「安倍政権では景気対策と公共事業、防災補修メンテナンスをぜんぶいっしょくたにしているからおかしくなる」と。たしかに補修メンテナンスと言っておきながら、そのなかに新たな道路や橋、ハコモノを混ぜてつくろうとしているから、公共工事批判を浴びてしまうのかもしれません。ついてはこの先不可欠な道路や橋の補修・メンテナンス事業費は常に一定の予算を確保しておく必要があり、景気対策は別途補正で考えるべき、だといいます。たしかにそうすれば、地方の建設業者にも一定の仕事を確保でき、新たな景気対策事業についても必要かどうかのチェックがしやすい。
まあ、消費税問題と同じく、安倍政権としては何でもかんでもどんぶり勘定にしておいたほうが都合がいいということかもしれませんけど、一度、予算付けの在り方を見直してみてはどうでしょうか。
【ブログ「森功のブログ」より】
Photo : Shinzo Abe（Wikimedia Commons /Author:Ogiyoshisan）
