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上杉隆氏がジャーナリスト復帰宣言! 田原総一朗氏に後継者問題を訊く(DAILY NOBORDER編集部)

9月18日のニコニコ生放送の番組『上杉隆が訊く!』で、上杉隆氏がジャーナリストへの復帰を宣言した。

『上杉隆が訊く!』は、上杉氏が各界の大物や話題の人物を迎える対談番組で、第一回のゲストはジャーナリストの田原総一朗氏。

田原氏は現在の世界情勢にふれ、「今回のシリア問題の対応でアメリカの威信は落ちた」と語った。その理由を「オバマ大統領は“シリアのアサド政権が化学兵器を使ったので軍事介入する”と言ったが、アメリカの世論調査では介入反対の意見が多く困っていた。それを助けたのがロシアのプーチン大統領だった」と説明。

そして「プーチン大統領がアサド大統領に、シリアの化学兵器を国際社会の管理下に置くという提案をした。ここで今回のシリア問題の主役はプーチンになったが、日本の多くのメディアはオバマを主役として伝えている。これはおかしいと思う」とマスコミを批判した。

また、上杉氏は「6月にシリアに取材に行ったが、日本で報じられているようにアサド政権と反政府という単純な構図ではない。化学兵器が使われた可能性はあるが、反政府軍が反政府軍に使った可能性もある」などと語った。

その後、シリア問題の議論が一段落すると、田原氏は「このような話はテレビや新聞ではできない。だから、(ネットで)こうした番組をやる意味がある」と力説した。

また、上杉氏が「田原さんは『朝まで生テレビ』の後継者に社会学者の古市憲寿さんを指名したと聞きましたが」という質問をすると、田原氏は「古市さんを朝生の後継者に指名したなんて、そんな失礼なことは言ってません」と否定。続けて「朝生の放送中によく見たら静かに死んでいたというのが、僕の理想の死に方」と、今後も朝生の司会を続ける意欲を見せていた。

その後も、ワタミのブラック企業問題など、ふたりはさまざまな日本の問題点を語りつくした。なお、この番組はニコニコ生放送のアーカイブで見ることできる。

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