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「電力フィクサー」提訴取り消しの裏事情(森 功)

昨日(8月19日)予定されていた白川司郎さんと社会新報の田中稔さんの損害賠償裁判の傍聴に行ったら、取り消しになっていて拍子抜けしました。白川さんといえば、先頃、朝日新聞の一面で、東電や青森県の原発再処理施設との疑惑がすっぱ抜かれた知る人ぞ知る人物。彼を「電力フィクサー」と書いた社会新報の田中さんを民事の名誉棄損で訴えていました。が、ここへ来て、急きょ訴えを取り下げ、裁判が終わったという次第。

田中さんの裁判に先立つ情報誌FACTAとの訴訟では、朝日の記事の直後に白川さんが勝訴していただけに、取り下げは予想外でした。昨日の公判では白川さん本人の尋問出廷が予定されていたので、それを避けたかったのでしょうか、いずれにせよ、それだけ苦しい立場に追い詰められているということかもしれません。ただし、東電の闇はまだまだ解明されていませんが……。

【ブログ「森功のブログ」より】