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また政治主導のはき違い「官製ファンド」急増(森 功)

今日(8月18日)の朝日新聞朝刊で、省庁が設立する官製ファンドの誕生が乱立、目白押しだと報じられていました。官製ファンドといえば、ダイエーの破たん処理をした産業再生機構に始まり、最近ではJAL救済で1800億円稼いだ産業再生支援機構が有名ですが、3年の存続期間がいつの間にか6年に延び、さらに安倍政権下で今年3月、2023年まで23年間まで残すと決めたそうです。

9つのファンドで4兆円の資金。政治主導といえば聞こえはいいけれど、またはき違えているというほかありません。これではまるで社会主義。影の銀行から垂れ流す資金の受け皿になった中国の「融資平台」を彷彿させます。もともと官製ファンドは、中小企業救済や大企業の破たん処理などの緊急を要する基金のはず、なのですが……。

【ブログ「森功のブログ」より】

※Photo:Kokkaigijido.jpg(Wikimedia Commons/author :つ)