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【速報】淡水化装置から漏えい、全βは26000Bq/cm3(おしどりマコ)

淡水化装置からの漏えいがあったとのこと。

(淡水化装置とはセシウム等を除去した後の滞留水を淡水にするため、
逆浸透膜により塩分を除去する装置。
今回漏えいが確認されたのは3台ある装置のうちの一つ、RO-3。)

漏えい量は推定360L。

漏えいした汚染水の核種分析の結果は

セシウム134 :5.7×10^-1[Bq/cm3]
セシウム137 :1.7×10^0 [Bq/cm3]
コバルト60 :1.4×10^-1[Bq/cm3]
アンチモン125:1.5×10^1 [Bq/cm3]
全ベータ放射能:2.6×10^4 [Bq/cm3]

全βが26000Bq/cc…

1L=1000cm3なので

2.6×10^4×1000×360=9360,000,000=9.36×10^9

概算で全βだけで、93億6000万ベクレル漏えいしたと推定されるわけですね…

トリチウムはもっと膨大なんでしょうね…

汚染水は堰内に留まっているといえど、水蒸気になったものは大気中に出ていくので
トリチウムなど放射性物質は環境中にどんどん放出されているわけです…

2号機タービン建屋近くの観測孔からトリチウムとストロンチウムが高濃度で検出されたり、
いくつもの地下貯水槽から濃縮塩水がジャンジャン漏えいしたり、
先月今月の様々な漏えいの評価、原因究明もまだなうちに、他からも漏えいしていって大変です…

【NBオリジナル】

(東京電力からのメール、11:20)

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東京電力からのご連絡
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報道関係各位

本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいただ
いた方にお知らせしています。

○先ほどお知らせした淡水化装置3(逆浸透膜式:RO-3)からの漏えい状況に
ついて、その後の調査状況をお知らせいたします。

○漏えいした水の核種分析を行った結果、以下のとおりでした。

セシウム134 :5.7×10^-1[Bq/cm3]
セシウム137 :1.7×10^0 [Bq/cm3]
コバルト60 :1.4×10^-1[Bq/cm3]
アンチモン125:1.5×10^1 [Bq/cm3]
全ベータ放射能:2.6×10^4 [Bq/cm3]

○以上の分析結果より、漏えいした水は淡水化装置3(逆浸透膜式:RO-3)入
口の処理する前の水と判断しております。

○漏えい原因等について、引き続き確認しております。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

以 上

【以下6月21日午前5時2分頃お知らせ内容】
-------------------------------------------------------------------------
○先ほどお知らせした淡水化装置3(逆浸透膜式:RO-3)からの漏えい状況に
ついて、その後の調査状況をお知らせいたします。

○現在、漏えいは停止しており、ジャバラハウス内に漏えいしている量は約360
リットル(約30m×約12m×約1mm)と推定しております。

○漏えい原因等について、引き続き確認しております。

○本件については、定例の会見で詳細を説明させていただきます。
【以下6月21日午前4時29分頃お知らせ内容】
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○本日(6月21日)午前2時58分頃、ジャバラハウス内の淡水化装置3(逆浸透膜
式:RO-3)の漏えい検知器が作動していることを発見しました。

○午前3時3分に協力企業作業員が水漏れを発見し、RO-3を停止しました。

○漏れた水は全てジャバラハウス内の堰内に留まっており、ハウスの外部には出て
おりません。

○現在、詳細を確認しており、調査結果については、分かり次第お知らせします。

○なお、モニタリングポストの値に有意な変動はありません。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

以 上

(原子力規制庁からのメール、11:08)

報道関係者 各位

本日(21日)発生した淡水化装置からの水の漏えいについて、東京電力から追加情報がありましたので、お知らせします。

○漏えい水の分析結果は以下のとおり。
・全ベータ放射能:2.6×10の4乗ベクレル毎立方センチメートル
・セシウム134:5.7×10のマイナス1乗ベクレル毎立方センチメートル
・セシウム137:1.7ベクレル毎立方センチメートル

○今後、漏えい水の回収作業を行った後、漏えい箇所や漏えい原因の調査を行う予定。

本件について現地保安検査官が現場確認を行っています。

---------(第一報)-----------------------------------------------------------
東京電力(株)から、本日(6月21日)、淡水化装置※ から水の漏えいが確認された旨、連絡がありました。(3時26分頃から順次受信)
※ セシウム等を除去した後の滞留水を淡水にするため、逆浸透膜により塩分を除去する装置。今回漏えいが確認されたのは3台ある装置のうちの一つ。

漏えい水は放射性物質を含んでいると推定されますが、全量が堰内にとどまっており、海等への流出はありません。

○本日(21日)2時58分頃、淡水化装置の漏えい検知器が作動。

○現場を確認したところ、淡水化装置がある建屋内で水漏れを確認し、3時3分頃、同装置を停止。

○装置の停止に伴い漏えいは停止。漏えいの範囲は約30メートル×約12メートルで漏えい量は約360リットルと推定。

○漏えい水は全量が堰内にとどまっており、海等への流出はないことを確認。

○原子炉注水用の水は、タンク内にあることから、原子炉注水への影響はない。
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以上。