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北朝鮮よりヒドイ! 外国人報道陣を怒鳴りつける東電職員(ピオ デミリア)

東電の広報室の人たちというのは、じつに奇妙奇天烈だ。自分たちから報道陣を呼んでおきながら、仕事を妨害し、終始怒鳴り続ける。ざるのごとく汚染水が漏れ続けているにもかかわらず、福島第一原発は「きちんと管理」され、現在は「安全な」状況にあり、収束作業は「予定通り」進んでいると我々に思い込ませようと必死のあまり、報道陣から一瞬たりとも目を離さない。「皆さんの安全を第一に考えて」というもっともらしい言い訳のもと、立ち止まることも許さず、レンズの前に手を置いて撮影を制止する。これではまるで北朝鮮の警備兵より酷いです。

彼らはいったい何を恐れているのか。安全を脅かされること? だが、安全なんてどこにあるのか。そもそも、適格な能力もないくせに、無責任にも原子力発電所を建設し、運営し続けることによって、公共の安全を著しく侵害したのは、東電ではなかったのか。

この映像は、4号機を案内してくれと私が求めた際の、東電の職員のリアクションだ(そもそも、4号機の「建屋」を海外の報道陣に公開するというのが、今回の目的だった)。ジャーナリストは潜在的なテロリストではない。このような横暴なやり方で、報道陣を「案内」することは、情報を発信するという我々の権利・義務を損ねるばかりでなく、東電のイメージの回復にもまったく役立たないということを、東電はわかっているのだろうか。まあ私に言わせてもらえば、彼らの信用はとっくに地に落ちているのだが……。

(東電、四号機の建屋を外国人報道関係者に公開。2013年6月13日)

【DNBオリジナル】