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死者たちはバナナ畑に眠る。ウガンダ・エイズ対策「模範国」からの転落(3) (和賀えり子/文・写真)

 

[caption id="attachment_9159" align="alignnone" width="620"] 「誰も私にかまってくれないし、だれも訪ねてきてくれない」とHIVに感染したペルースさんは言う。感染はすでに他界した夫だった。7人いる子供と同様ペルースさん自身もエイズ治療を受けるのが困難である。暗い部屋の中でぽつりとつぶやく。「夫が私の子供二人を殺した。[/caption]

 

[caption id="attachment_9157" align="alignnone" width="620"] 5人の子供のレティシアさん(HIV陽性)は、草でマットを織りながら、母乳をあげていた[/caption]

 

[caption id="attachment_9156" align="alignnone" width="620"] 農作業の休憩時間に、赤ん坊をあやす母親の手[/caption]

 

[caption id="attachment_9155" align="alignnone" width="620"] HIV陽性患者ムババズさんの寝室には、薬や身分証明書、鞄などが無造作に床にちらばっている。唖然としていた私に一言。「片付けるの面倒なの」。家にはトイレも電気も水道もない[/caption]

 

[caption id="attachment_9158" align="alignnone" width="620"] 赤ん坊を抱く母親。喜びとも悲しみともとれる顔つきをしていた[/caption]

 

【(c)Erico Waga】