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[NY通信]ニューヨークで日本映画祭を開催(前田 真理)

マンハッタンで第2回 ニューヨーク・ジャパン・シネフェスト開催

インディーズ日本映画がNYから『JAPAN』を発信!

日本やアメリカからクオリティーの高いインディペンデント作品を集めた映画祭、ニューヨーク・ジャパン・シネ・フェスト(共催:マー・クリエーションズ社、アジア・ソサエティ)が、7日(金)と8日(土)アジア・ソサエティで開かれる。

今年は、米国制作の作品に加え、札幌国際短編映画祭上映作品、長編作品を含むプログラム、合計16作品を上映。作品は全て英語もしくは英語字幕・吹替え付き。中原丈雄や渡辺哲など日本のテレビや映画で活躍する著名俳優が出演する心理スリラー『スクリプト』は最優秀脚本賞を受賞している。

アニメーション作品は、『663114』『リリタアル』『へいたいがっこう』『Matou』。ドラマ作品は『転校生』『自転車』など。

長編作品は、日本国内外で様々な賞を受賞した坪田義史監督の『美代子阿佐ヶ谷気分』を上映する。伝説の月刊誌ガロに連載を持っていた漫画家安部慎一の同名青春劇画などを原作とする1970年代から90年代までの安部と当時の恋人でその後妻となる美代子の人生を描いた作品。町田マリーが出演した話題作だ。上映は、8日(土)6時45分から。初日は、午後8時30分から映像作家やプロデューサーも参加するレセプションも行われる。

■2013年6月7日(金)午後6時30分〜:昨年、ソールドアウトとなった米国産のジャパン短編映画8作品を上映。アルツハイマー病、アイデア、日系米国人兵士、催眠術、舞台俳優、生徒と先生、クローン人間など、様々なテーマの映画が楽しめる。http://asiasociety.org/new-york/events/new-york-japan-cinefest-program-1

■2013年6月8日(土)午後4時〜:6日間で1万人以上を集めた札幌国際短編映画祭2013で上映された230本から厳選された短編7作品が楽しめる札幌ショートフェスト・プログラム。サイコスリラー、アニメーション、ドラマ、エクスペリメンタル、そして、311関連の作品が集まる。

http://asiasociety.org/new-york/events/new-york-japan-cinefest-program-2

■2013年6月8日午後6時45分〜:漫画家安部慎一の妻、美代子の人生を描いた作品『美代子阿佐ヶ谷気分』(坪田義史監督:当日Q&Aゲスト参加)の長編映画を上映。官能的でポップな映像ワールドが広がる。出演は、水橋研二、町田マリー、本多章一、松浦祐也、あんじ、佐野史郎、林静一、原マスミ、他。映画ファン必見の作品。
http://asiasociety.org/new-york/events/new-york-japan-cinefest-program-3-miyoko

ニューヨーク・ジャパン・シネフェストのファウンダー河野洋氏は、「昨年の会場を満席にした観客は日本人と米国人が半々でした。第2回目の今年、インディペンデント映画監督たちがスクリーンを通じて伝える、日本人精神、日本文化や芸術、またアメリカ人映画監督に息づき始めている日本を短編、長編16作品から感じてもらえれば幸いです。禅にも通ずる日本人の精神は空気の如く、考えている以上に世界に浸透しています。それをニューヨーク・ジャパン・シネフェストで確認して欲しいと思います」と語る。それぞれの映像作品からニューヨーカーがどう“日本”を感じるのか、反応が楽しみだ。

参加費:プログラムごとに一般$11、シニア/学生$9、会員$7。購入はアジア・ソサエティチケット窓口、ウェブサイトhttps://tickets.asiasociety.org/public/default.aspから 詳細www.nyjcf.com 日本語ページ▶http://nyjcf.com/program-2013-japanese/

 

Top photo by sonrpey

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