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アベノミクス「ODA商法」に付き合う企業の本音は実は・・・(森 功)

インドやミャンマーの訪問に続き、安倍さんがアフリカのサヘル地域へ1000億円の支援をして治安を回復させると張り切っています。最後の巨大市場と呼ばれるアフリカへの売り込みでしょうけど、肝心の企業側にとってそのメリットをどう図っているのでしょうか。この間、安倍さんといっしょにミャンマーに向かった財界人とお会いしました。かなり熱心な誘いがあったそうで、それなりに安倍さんの心意気を感じたらしいけど、やはり問題はいろいろあるようです。

たとえば自動車業界でいえば、ミャンマーはすでにトヨタが中古自動車販売のネットワークを築いており、新たな工場建設や市場開拓はけっこう難しいとか。中古車販売なら製造工場は必要ないけど、新車をつくるとなると、部品をミャンマーに輸入するルートなども不可欠だそうで、その場合、やはり周辺の治安がネックになるとか。そう一筋縄にはいかない、と企業側はやや冷めています。

【ブログ「森功のブログ」より】